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2015年8月

2015/08/29

~昭和音楽大学 道内出身~ 学生と卒業生によるコンサートin札幌

Img411はぁ~、やっぱり“人間の声”は全てをモッて行っちゃいますね~~dashhappy02。昨晩、わたくしの旭川時代の笛の先生、南加奈子先生cuteにご案内いただきまして、ザ・ルーテルホール、行って参りました~shoe


すでに道内出身の卒業生が600人にもなるという昭和音大。プログラム前半は在学生さんと今春の卒業生さんの演奏、そして後半は卒業されてン年(ン十年smile?)、プロとしてご活躍されているセンパイさんたちの演奏でしたnotes。いやー、こーゆー趣向も面白いもんですね~happy01。在学生さんたちと卒業生さんたちの違い、さらにプロとして経験を積まれている方たちとの違い。ハッキリわかりますもんねーflair


3人の2年生ちゃんたちに3年生ちゃんがおひとりchick。専門教育ってスゴいもんですconfident。皆さんほんとお達者なのよbell。とにかく若々しいッbudsign01ちょっとチカラpunch入り過ぎかcoldsweats01ってゆーのもまたヨロシ、ってカンジでhappy01。みなさん、演奏し終わった後のほぅ~sign05っていう安堵のため息がなんともウイウイしいですねclover。で、今春の卒業生さんたちは、そこから更に技術や表現力をつけて、ちょっと余裕が感じられますup。ピアノの中者あゆみさんは、ショパンの「バラード第4番 へ短調 作品52」を演奏されましたが、祖国への想いを抽象的に表現した作品で、ちょうどショパンが夏にはジョルジュ・サンドと別荘で過ごしていた時期に書かれたものっていう解説を読んで、平野啓一郎さんの「葬送」を思い出して、思いっきりヒタりながら聴かせていただきましたconfident。とぉーっても良かったです~shine


そして後半のプロフェッショナル部門diamond。いやー、さすがの貫禄でございましたよーcrown。南先生のムチンスキー「フルートとピアノのためのソナタ 作品14」は、いつものように気合の入ったimpact演奏で、伴奏の佐藤勝重さんと共に難しい変拍子をピシッthundersign01と合わせられて、めちゃ楽く聴かせていただきましたhappy02。4年生の時に吹かれた曲だそうですが、当時はどんな演奏だったんでしょうねーhappy01?昨晩のコンサートでは出演者さんはそれぞれの演奏前に軽くMCkaraokeをされてたんですが、南先生ってば、完全に大学広報ウーマンでしたね~~smile。客席前列に座っていた高校生ちゃんたちをヒタと見据えて、ご自身の留学体験を絡めながら「昭和音大では頑張れば願いは通じるッsign01」と力強くおっしゃってましたhappy01。いや~、先生のガンバリはスゴいですから~confident


で、最後に全てモッて行っちゃったのが、ソプラノ高橋雅子さんboutique。ベッリーニ「オペラ《夢遊病の娘》より“ああ、信じられない”」。さすが、現役バリバリのオペラ歌手は、表現力がダンチfuji。歌い出すまでは緊張がこちらにも伝わってきましたが、そこはそれ、歌い出したらもうヒロインribbon。恋人に誤解され悲しみに沈む歌、誤解が解けた後の歓喜の歌。スバラシかったですね~shine。最後はもー、どこまで上がってっちゃうのーupsign02状態の高音、アミーナちゃんってば指輪ringもらってどんだけうれしーんだッsign02ですね~~catface。そしてピアノの橘田由希乃さん。わたくし、トレパルで2度ほど拝聴して、とってもスキな音~~heart04って思っていたピアニストさんなんです~happy01。実は昨日、南先生の演奏を聴かせていただいたら帰ろっかなーなんて思ってたんだけどcoldsweats01、当日、プログラムをジックリ見ていたら、あれ、橘田さんだflair。しかもラスト。こりゃ聴かねばなんないベサon。というわけで、これまでなかなか都合が合わず聴けなかった橘田さんの純粋クラシック。いやー、キましたよーimpacthappy02。やっぱりすごくスキlovely。オペラアリアのソリストを盛り立てる絶妙の押し引き。“人間の声”のニュアンスって全ての楽器において最も繊細shineだから、それをフォローする伴奏って一番難しいんじゃないかと思うんだけど、橘田さんのはほんとに全身全霊で寄り添う音楽ですねーconfident。ホント、わたくしホレ直しましたヨ~~heart02


というカンジで、演奏会自体はとっても楽しませていただいたんですけどgood、もひとつ、わたくし衝撃impactを受けたものがありまして。“もの”ってゆーか、“オバちゃん”なんですけどもsweat02。わたくしのナナメ前に座ってたオバちゃん、ものすごい自由な行動をされてましてcoldsweats01。出演者のMCkaraokeには「ん~、ん~~confident」と相槌を打ち、特にへぇと感じたフレーズには「わぁsun」と言いながら大拍手impact。カワイイ出演者には「カワイイわね~ribbon」と感想をもらし、心の中の声を全部音声に出してる。ふーん、すごく応援してるんだーと思ったら、なんと演奏が始まると全然聴いてないcoldsweats02。まず靴を脱いで、もらったチラシをカサカサいわせながら床に敷いて足をのっける。まーここまではよくある。次、カチッと言わせてケータイのフラップを開き何度もメール受送信。バッグからデカいシステム手帳みたいなのを出して絵葉書状のものになにやら書き込みpencil。ノートもパラパラいわせながらめくってなにやら書き込みpencil。もちろんアメちゃんも、包み紙をパリパリいわせながら開けて口の中にポイsign05。次に絆創膏を取り出し、シャリシャリいわせながら包装シートを剥き、それを足に貼る。この時、通路を挟んだ隣に座っていた白髪の紳士がナニゲにそれを見て、次いでビックリcoldsweats02して二度見eyeしてるのを見て、わたくしヒソカに大爆笑してましたimpacthappy02。その間、学生ちゃんたちが一生懸命演奏してるのにゴメンナサイねーーsweat01。休憩が終わって席に戻ってきたら、その手には紅茶(?)の缶。演奏が始まってもぐいぐい天を仰ぎながらupdown飲んでる。で、南先生の演奏が終わったとたん、急に中腰で立ち上がって通路ににじり出る。もしやステージに上がる気なのかッcoldsweats02sign02と思ったら、ステージ手前でぐいっと曲がって空いていた最前列へ移動。いやー、見てて飽きない生態。そこからはわたくしの視界からはハズれてしまったのでザンネンながらフォローできなかったけど、いったいあのオバちゃんは何者だったんでしょーかgawktyphoon

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2015/08/26

ペーター=ルーカス・グラーフ フルートリサイタルin札幌

Photo初めて拝聴したグラーフ氏、とても御年86歳とは思えないcoldsweats02パワフルimpactかつ柔らかなcute音色でした~~lovely。昨晩、 札幌サンプラザコンサートホールにて開催されたリサイタルnotes



時々オーバーブロウdashになるのも気にしない豪快な吹きっぷりimpact。かと思えば、はぁぁ~とため息dashが思わずもれるようなピアニシモのなめらかな滑りheart02。たぶんご本人的には不本意でしょうが最初はどーしても“このご高齢でcoldsweats02sign01”って思っちゃいます。でも最後の方はもー年齢はカンケーないワ~ッてカンジhappy01。っていうか、長年のキャリアとこの体力が合体したら向かうところテキなしでしょーfuji。ホントに自由に、己の思うがままに音楽を存分に楽しんでいらっしゃる様子がよぉぉぉーっくわかりますhappy02



プログラムもモーツァルトからジョリヴェまで幅広いもので、1曲目のモーツァルトの「フルート・ソナタ ハ長調KV14」なんか、アマデウスが8歳頃の作品でもんのすごく可愛らしい曲cloverなんだけども、それをまたウイウイしくはずむみたいに演奏しちゃうhappy01。カワユイchick。最後のバルトーク「ハンガリー農民組曲」はめちゃカッコよかった~~happy02。エスニックな雰囲気をヨユーの出し引きで表現shine。しかし、ジョリヴェの「『5つの呪文』より(D)~(E)」の後は、楽屋で酸素マスクをお付けになってたのではないかdangerと、わたくしヒソカにシンパイいたしましたsmile


いやー、それにしてもグラーフさん、とにかく佇まいがカッチョイイッcatfacesign01本物のジェントルマンってフンイキspade。最初、ステージにご登場された時は、長身のヒト特有のおじーちゃん歩きに、ほっそーくてなっがーい手足にイカメシいお顔立ち、照明の加減で、まるで荒川弘さんのマンガに出てきそーなコワいおじーさんで、わたくしちょっとビビリshockましたが、そこで“あの”モーツアルト。あらflair?ってなカンジになって、そのうち、その気合入りまくりthunderの演奏姿に、「中世の騎士(ナイト)clubってこんなカンジだったんじゃないかしら~lovely?」状態。だってぇー、ピアニストの女性の手を取ってレディ・ファーストする様子、ものすっごく自然でキレーなんだもーんcatface。白いカマーバンドから下がるアクセサリー状のものも、なんだかわかんないけどステキheart04


そしてわたくしも、指と肺と腹筋を動かし続けていれば、認知症知らずいられるdiamond、という超明るい光sunを目の当たりにし、割りと近い未来の希望fujiを抱くことが出来ましたhappy02…って、あれ?ちょっと違うsweat02

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2015/08/20

「三国志 Three Kingdam」

三国志 Three Kingdoms 第1部-董卓専横- ブルーレイvol.1 [Blu-ray]

むおー、めっちゃくちゃ面白かったーッimpacthappy02sign032010年、中国で制作された「三国志」のテレビドラマtv。会社のセンパイが貸してくださったBDcd、全95話、約1年かけて鑑賞いたしましたーッimpactpunchsign03


メイド・イン・チャイナ”といえば、雑ッbearingsign01な印象だけど、このドラマ、とにかくレベル高ッupupsign03ものすごく繊細な人間ドラマに仕上がってるのよ~~shine。わたくし、何度号泣したことかcrying。日本人が見てもちょー満足の心理描写good。そして、小説ではネガティヴな人物として描かれているキャラクターにも尊厳を与えていたり、軽めな役割の人物にも深い背景を与えて生きたキャラクターとして描いていたり、ほんとーにすごくウマい作りなのよね~diamondshine。ホント、(中国製だけどsmile)感心しましたconfidentheart01


印象深いシーンはたっくさんあるんだけど、まずは呂布と貂蝉のエピソード。めちゃ情熱的なラブロマンスheart04として描かれてて、これはこれですっごくイイ物語になってますgood。お次が孫堅が亡くなるシーン。兄孫策を叱るしっかり者の弟孫権。号泣cryingcrying。それから陳宮を処刑したあとの曹操の芝居。号泣cryingcrying。官渡の戦いの前、曹操に大敗した劉備が何もかも捨てて逃げるrun途中自分の無力さを嘆き悲しむシーン。これ、笑うトコじゃないんだけど、わたくし大爆笑happy02dashしちゃった。最近わたくし、劉備ってものすごい“大勘違い男”だったんじゃないかって思うようになってきたので、真剣なシーンではつひつひ笑っちゃうcatface。あまりに滑稽でsmile


は、ともかく。次soon。劉備が孫権の妹ribbonを娶るエピソードにからんで、孫小妹(妹)と呉国太(母)との情愛溢れるシーン。号泣cryingcrying。一方、呉にムコ入りしちゃったら二度と戻れないのではないかと危惧する諸葛亮と劉備の対話シーン。諸葛亮の劉備に対する深い敬愛heart02がビッシビシthunder感じられるの。このドラマの諸葛亮って、劉備のコトが超超大好きheart04heart04で、劉備が苦悩する場面ではほんとに悲しそうな顔するのがタマンないのよねーhappy02。で、劉備って、そういう自分を慕う部下のキモチを弄んでるフシがあるcatface。己の苦悩する様子を見せ付けて、ちゃっかり自分の腹の底の願望を実現させてるんだなー、これが。はらぐろーshadowsmile。益州を取る時、龐統 先生が劉備に間違えられて射殺される、っていうのが「演義」なんだけど、このドラマでは龐統先生の考え抜かれた犠牲的精神によるもの、という演出に変えられていて、これまたウマい作りだな~confidentと深く感銘を受けたけど、これも劉備のハラグロ疑惑がハゲしく強化されたシーンsmile


そして周楡が死ぬシーン。あまりにも諸葛亮が憎過ぎて死ぬ間際まで七転八倒しながら嫉妬する様子が壮絶ーthunderthunder。もーコワすぎshock。この直前に周楡と魯粛が語り合う場面があるんだけど、ここでの魯粛役者さんの芝居がめちゃくちゃスバラシい~~shineshine。魯粛と周楡の温かい関係性spaが垣間見えるとってもじぃぃ~~んとするイイシーンconfident。周楡といえば、妻である小喬を劉備討伐の戦場に連れて行ってて、なぬーッcoldsweats02sign02チャラチャラしおってからにーッsign01ってプンプンpoutしながら見てたんだけど、この小喬ちゃん、最後にめちゃイイ動きをしてくれましたねーgood。で、死ぬシーンと言えば、袁術さんの最期も尊厳ある描き方で演義とは全然違うけど、これもアリだなー、とok。監督さんの群雄に対する愛heart02を感じさせますねー。それは従兄弟の袁紹の描き方も同様で、すごく人間味があってよかった~happy01


そして漢中進出の際の張飛と馬超の激闘impact。その前の許褚VS馬超のバトルthunderもスゲーcoldsweats02と思ってたのに、それを更にオオハバに上回るupup、ナイターnightにまでなったものすごい闘いsweat02。これまでもドラマの戦闘シーンはどえらい迫力だったんだけど、このふたり、もやは人間でないcoldsweats01。スゴすぎるーshock


そしてその後にやってくる関羽の最期。自刃する演出なんだけども、ここのカメラワークmovieもめちゃくちゃよかったshineshine。まずは頭上からのカメラでずずーんimpactと倒れる様子、次には横たわる頭側から抜いて、大将軍関羽の大往生を表現してました。スバラシい~~bellshine。曹操が死んじゃった後は、なんだかツマんなくなっちゃったんだけどbleah、「死せる孔明、生ける仲達を走らす」のエピソードでは、いつも沈着冷静な司馬懿がベッドの上で転がりrecycleながら悔しがるのがカワイくてーpenguin。 


いやー、ほんとに俳優たちがスバラシいッshinekissmarksign01こんなにイイ役者さんたちが中国や台湾にはいたのねーsmile。遠い昔、「覇王別姫」くらいしか見たことがなかったので、わたくしかなりの衝撃impactを受けました。キャラクターにバッチシ合ったキャスティングもお見事で、よくもこんなにイメージぴったしの役者を選んだもんだ、ダツボー、なワケですhappy02。その中でわたくし的にちょっと不満だったのは、関羽役かな~。ちょっと見た目、貧弱なカンジなのよね…despair。だって関羽って上背が2メートル以上あったヒトなのに…。その点、張飛役の役者さんは、上半身裸になるシーンがあったんだけど、いやー、もー、ものすごい筋肉ッsign01ビックリしたーッcoldsweats02sign01あの蛇矛をブンブン振り回すrecycledashにはこれくらいのチョーブ厚い胸板じゃないとダメだわよねー、をまさに地でいくカンジgood。彼らの兄貴分、劉備さんにも役者魂を見ましたhappy01。孫小妹とのラブラブライフheart04の時には顔パンパンになるくらい肥えてたのに、晩年に関羽と張飛が死んで弔い合戦になる頃にはゲッソリ。劉備の息子、劉禅クンもピッタシhappy02。呂布役者さんは、イケメンだけどちょっと頭悪い系なところもこれまたピッタシsmile。どの映像ものを見てもサワヤかナイスガイcloverの趙雲さんも、真っ直ぐの視線がマブシいイケメンsun。ステキーlovely


孫権さんもお母さんに頭の上がらない様子がコミカルなんだけど、しぐさと目線がビシッthundersign01と決まってカッコイイheart04。でもこの孫権像、子供の時はエライ神童shineだったのに、大人になってからは若干考えが浅いカンジなのは何故なのかしら~despair?魏軍では、司馬懿。もー何を考えてんだか全ッ然わかんない底知れぬ人物像。最後曹爽をブッツブすimpactシーンはかなりカッコよかったけどねgood。わたくし的には唯一好みではない人物だったかナーwobbly


あと女優陣がめちゃくちゃ美女揃いkissmark。貂蝉に始まって、大喬&小喬、孫小妹、呉国太さまさえもsmilesign01ラストに出てきた静妹もビックリするくらいの美女coldsweats02


あと、わたくし個人的にスキなフンイキの役者さんだったのは、荀彧さんと馬良さん(白眉の由来のおヒト)lovely。武将では呂蒙さん。なんかカワイイchick


印象的な役としてはまず献帝crown。曹操にガッツシimpactpunchヤラレてる時のヨダレ垂らすほどの衰弱ぶりはスゴかったーcoldsweats01。錦馬超shineといわれる馬超さんの戦闘お衣裳もウツクシかったーspadeshine。白金の鎧がマブシーshine。ラスト近くで孔明と戦う曹真、マンガみたいで面白かった~happy02dash。司馬昭さんは、トヨエツにしか見えなかったしsmile。全体的に南国の呉軍は白っぽい戦闘衣裳で、オシャレなのよね~up。いいわぁ~note


それと日本語の吹き替えもものすごくいいッhappy02sign03もーどれもキャラにビッタシ合った大満足のキャスティングfujisign01特に曹操役の吹替え・樋浦勉さん(2時間ドラマでたまーに拝見しますhappy01)、マーヴェラスshinediamondshine曹操の魅力の全部を余すところなく表現してましたup。あと諸葛孔明ね。ツヤツヤの美声heart04。阿斗ちゃん=劉禅の声は古谷徹さんで、飛雄馬やアムロともオーバーラップしてなんともイメージが膨らみますsmile


そして音楽もスバラシいのよーdiamond。チャオ・チーピンさんという中国映画音楽の第一人者のようで、明確にテーマ設定された楽曲の数々が物語を盛り上げるup、盛り上げるupup。オープニングとエンディングの歌も、「三国志」の世界観を余すところなくばびっthunderと表現した曲と詩で、ほんとーにお見事なのですfuji


あー、こんだけ語っても語りきれない魅力が溢れ返りまくってるwaveドラマ「三国志」、センパイYさん、教えてくれてありがとうございましたーッhappy02happy02sign03

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2015/08/05

「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の500日」

またまた泣かされちゃった…weep。ノンフィクションライター、門田隆将氏著book。電車subwayの中やカフェcafeで読みながら思わず目がシバシバweepしてしまう一作。


ノンフィクションにしては少々情緒過多なカンジではあるけれど、実際にその場で決死の冷却作業に当たっていた人たちのナマの声はやっぱりズッシリ来るもの。当時、テレビや新聞などマスコミから得た情報しか知らなかったわたくし、発表報道の奥で進んでいた実際のところを初めて知りました(遅ッsweat01sign01)。しかし、フツーに社会人生活を送っていれば、なかなか多方面の情報に接する余裕はないわけで、こういう本はやっぱり必要だと思うのよね~think



これを読む限り、現場を知らない者は立場がどうあれ余計な動きをしてはならんng、ってことだわね。当時の首相も、東京電力の幹部も、原子力の専門家であってさえ、情報インフラが充分な環境でなければ適切な判断は出来ない。しかもそれは命に関わる瞬時の判断が必要な場面だし、大勢であーじゃ、こーじゃやってる暇なんぞ全くない。現場に優秀で勇敢な人材がいさえすれば、危機は脱せられる、の良い見本なのではないかと思いましたね。しかし今回の事故では、その優秀で勇敢な人物が何人もいた、というラッキーはあったのも知れない。この本で、吉田所長だけでなく、中央制御室の当直長だった伊沢氏をはじめ、極限状態の中、文字通り死に物狂いで格闘したひとりひとりを知ることが出来たのでしたconfident。巻末の地図を見て、この中央制御室なる建物が原子炉建屋のすぐ横にあったのを知って、腰を抜かしましたよ、わたくしはcoldsweats02。当時テレビで何度もこういう地図を見てたはずなのに、こんな至近距離であんな作業を繰り返していたとは、と、はっきり認識できたことは大きかったthunder意識して物事を見るのと漫然と見るのとでは大違い、だったのね…sweat02


先に書いたように、ちょっと過剰に感情的な描写だったりするのは致し方ないとしても、首相の場違いな余計プレーや東電や原子力安全委員会の幹部たちの右往左往ぶりもかなり甘い描きぶりなのはちょっと気になるdespair。彼らは(大半が安全な場所にいた権力者だからね。厳しく検証されるべきだと思うangry。あと、「終わりに」の著者の個人的な見解は必要ない。ノンフィクションは、著者が信じる“事実”のみを書き連ね、それをどう考えるかは全て読者に委ねるべきだと思うから。それらは別のところでお書きになったらよろしいと思うワ。


ま、でも全体の印象から感じるのは、この門田さんって優しいヒトcloverなんだろうな~ってコトだわねconfident

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