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2015/11/12

「私のいた場所」

ロシア人作家、リュドミラ・ペトルシェフスカヤ氏著、幻想小説短編集book。独特のテイストが面白かったワ~happy01


ロシアものは、チョー久しぶりだし(たぶん学生時代以来coldsweats02sign02)、ましてや現代ものなんかは全く読んだことがないので、始めはちょっと戸惑ったけど、読み進めるうちにその独特なテイストがちょっとヤミツキになるカンジcatface。おそらくロシアの厳しい自然と、社会主義時代の暗黒の社会風土から生まれたものなんでしょーねmist


日本人のわたくしにはまったくおなじみでない故に興味深いロシアの風土と、それと隣り合わせにある「死」の世界との”あわい”を不思議な心象風景として描いていく筆致は、結構わたくし好みheart01。陳腐な予想を全く受け付けない、次々と変転するrecycle展開は、呆気にとられるしかないんだけど、全然不快じゃないし、それどころか、えー、そーなるー?うっそー、そんなことしちゃうー?わーsign01ってわけわかんないうちに連れてかれるdashカンジが逆にキモチイイのよねーcatface


テイストは確実に暗くて重いんだけど、どれも最後には救われる、あるいは解放されるフンイキがあって、それは、その人生が不遇と賞賛そのものであった著者自身の心象風景なのかも知れないわねconfident。ぺレストロイカ以前には、そのあまりに暗い現実描写から「禁じられた作家」と呼ばれ当局から発禁処分banまで受けていた作家さんだそうだけど、あとがきで訳者さんはこう書いている『ペトルシェフスカヤは、裸の王様を裸の王様だと言ってのけ、ソヴィエト社会が偽善的体質であることをだれよりもくっきりと浮き彫りにする作家だったのである。おそらく当局もそれを正しく(!)認識していたからこそ、この作家を恐れたのだろう。』。わたくし、以前読んだ中村紘子さんの本を思い出したワflair


ペトルシェフスカヤさんには、この短編集にもちらっと顔を覗かせてるんだけど、”母と娘の愛憎”というテーマもあるようなので、今度はそちらも読んでみよーっとhappy01

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