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2016年5月

2016/05/29

ポンペイの壁画展

Img466いやはや、全くスゴいもんですワーcoldsweats02近代までの美術のエッセンスは既にこの頃に実現されてたのね~bell。森アーツセンターギャラリーでの展覧会、行って来ましたart


こちらは事前にチケットticketをゲットしてなかったので、行列を覚悟で当日券売場にオープン時刻ジャストwatchに着いてみれば、やはし、結構並んでましたsweat01。んで、エレベーターもピストン輸送updown状態で、「あー、みんな壁画見るのねー…despair。」と若干シズミ気味downで52階に到着。すると、わたくし以外の全員が真っ直ぐ進んでいくsoon。「あれ?壁画は右よ~~。」と、見ると正面は「セーラームーン展」ribbon。どーりで、わたくしの目の前にはコスプレした外国人の女子virgoが。ツインテールのコスプレで「壁画」は見ないわナ~~coldsweats01


Img467ということで無事、ガラ空きemptyの「壁画」会場へcoldsweats01。ココロゆくまで鑑賞できましたワsmile。2000年近く前の美術作品を見るのは生まれて初めてだけど、ホントにビックリするくらい“古い”ってカンジがしないclover、ってゆーか、美術の歴史においては、科学技術の発展の恩恵を除けば、人間が考えたりしたりすることにほとんど違いはないのぢゃないか、と思ったくらい、高度な技が展開されてましたdiamondshine


みな名もなき芸術家たちの作品だけど、たとえば「植物の燭台」なんていう何気ない室内装飾などを描く筆に、既に高い画力fujiが認められちゃう。かと思えば、「こりゃ小学生の絵だナcoldsweats01」なんつー素朴なものもあってほほえましいのよねーchick遠近法を駆使した壁画装飾とか、トロンプルイユの手法がもうすでに存在してるしup


印象的なのはしっかりと色彩が残ってることart。「ポンペイの赤」も美しいけれど、「エジプト青」と呼ばれる優しいブルーもステキ~heart04。この色、どうやって作ってるのかしらーと疑問が浮かぶと、この展覧会は至れり尽くせりデスgood、次のコーナーで壁画制作に使う道具類と顔料を展示してくれてるhappy02。それ自体が当時のホンモノspadeで、もーそれにもビックリcoldsweats02。まさに瞬間冷凍状態よね。って、当時の人々にとっては大惨事以外のなにものでもないんだけど…weep。しかしこの道具類がまためっちゃくちゃ精巧shineなのよー。現代人でも不器用なヒトならゼッタイに作れないわねsmile。そしてこの時代からすでにフレスコ画。


わたくしすっごいビックリcoldsweats02したのは、「選挙広告の書かれた壁面」。“どこそこのだれだれはこれこれこのよーな人物なので我々は推薦します”ってなことが書かれてるらしいのね。いやー実際にこーゆーのを目にするとほんとに、ローマ時代にもわたくしたちみたいな生活があったのねーって実感しちゃうconfident。そして、成熟した平和な世の中だったってのがわかるのが「戦車競走」の壁画。え?なんでかって?それは、こーゆー“闘争impactがテーマになってる絵はこれ1枚しか見つかってないってことだから。まさに“パクス・ロマーナ”の世界ってことかな?


この遺跡は18世紀に発見されたnewもののようなので、ルネサンスの時代には知られていなかったはずだけど、「躍るマイナス」なんて壁画を見ると、わたくしの大スキheart02なボッティチェリの「ラ・プリマヴェーラ」cherryblossomを思い出しちゃう。3美神の華麗なポーズcute。本当に、後の時代に描かれるモチーフの要素は、ギリシア時代のものから連綿とヨーロッパ文化に伝わってるってことなのよねーshinediamond。なんかすごいワ~~happy01


Rimg0033で、東京の美術展では近年充実しているグッズ売場だけど、この展覧会では残念ながらイマひとつdown。Tシャツも、わたくし、ヤマザキマリさんのマンガを読んでないのでピンとこなかったし。結局「LISA&TAIGA」というアクセサリーブランドringとコラボしたピアスだけゲットmoneybag。コレ、ヒソカにカワイイ~~happy01happy01。ほかにもブサカワ犬dogのピアスもあってめちゃめちゃ惹かれたんだけど、ちょっとデカすぎて着けられなーいッbearingsign01ってわけで断念。でもラブリーだったワ~catface

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2016/05/22

メディチ家の至宝-ルネサンスのジュエリーと名画

Photo おおーッimpacthappy02sign01イチイチ内心で声をあげちゃうup細工のゴーヂャスさよ~~shineshine。東京都庭園美術館で開催中の展覧会、観て参りました~happy01


その前のカラヴァッジョ展で3時間も観まくった上に、上野から目黒までの移動subwaytrainに失敗ngしたもんだから、鑑賞時間がたったの1時間弱になっちゃって、ものすごい駆け足鑑賞bearing。いやー、ここでも双眼鏡大活躍~good


神話の場面やメディチ家の人々を彫ったカメオやインタリオの細工の細かさよdiamondsign01しかも、その素材が様々で、シェルの他にストーンも種類いろいろ、特に透明度の高いアメジストのものはめちゃ美しかった~shine。さらにそのカメオの周囲を宝石や金、七宝細工などで装飾して、んもー、めちゃゴーヂャスぅ~~lovely


Photo_2 面白いのは、巨大なバロックパールを、その形を活かしてデザインされたブローチの数々。歪な形状のもの(バロックの由来)をいかにお料理するかが職人のウデのみせどころなのね~punch。でもやっぱりバロック期の細工なので、全体のデザイン自体が奇抜coldsweats02。オランダの金工家による「赤ん坊を入れたゆりかご」って、どーみてもキモいsad。それにしてもこれらの工芸・装飾品の製作者ってオランダやフランドル地方が多い。さすが高いミニアチュールの技術を誇るお国bell。まさにこの16世紀あたりは絶好調な時ですよね~dashdash。そんな世界最高レベルfujiの工芸家の作品を国境を越えてコレクションするメディチ家dollar。さすが~~crown


あと、ぎゃーッhappy02sign01って思ったのが、ヨナス・ファルク ミケーレ・カストルッチ グアルティエーリ・ディ・アンニバレ・チェッキ ジュリオ・パリージの下絵に基づく「コジモ2世・デ・メディチのエクス・ヴォート(奉納品)」ってヤツclub。ピエトレ・ドゥーレ(貴石モザイク)や金、多色七宝、ダイヤモンド、金、ブロンズってのがその素材のようなんだけど、こんな立体的なのは初めて見たーcoldsweats02coldsweats02。まるであの、紙を何枚も重ねて作る“3Dアート”みたいーcoldsweats02。って、ゼンゼン違うからsmile。材料費数万倍ッdollardollardollarsign01


こーゆー宝飾品って写真cameraでは再現しきれない輝きがあって、わたくし所持のメディチ家解説本bookに載ってた「セイレーンがついたペンダント」は、もー、実物はゼンゼン違ってたup。嵌め込まれた宝石類が照明を浴びてキラッキラshine。裏側もいちいち細かく細工してあって見応え充分good。まぁ展示作品のうち、照明flairの当て方に失敗して影だらけnewmoon、ってのもあったけどsweat02


それと今回は、メディチ家の人々の肖像画artも出品されてたんだけど、主に女性たちboutiqueの超豪華ringな衣裳の表現に目が奪われちゃう。んで、フツーの展覧会と違うのが、解説パネルにアクセサリーの説明がなされてるところ。サスガconfident。オシャレに敏感なこの美術館ならではの目線でしたね~cute。ブロンズィーノの作品が観られたのもラッキーscissorshappy01sign01冷静で硬質な美で描かれた「マリア・ディ・コジモ1世・デ・メディチの肖像」は、ちょっと頑なな若い娘ribbonの内面まで現わしているよう。それにしても父ちゃんにクリソツだわーsmile


いやー、もー少し時間が欲しかった~~bearing。でもここのショップpresentで、欲しかった「時祷書ポスター」が買えたからヨシとしようhappy01goodsign01

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2016/05/21

カラヴァッジョ展

Img460いやー、圧倒されましたーimpactpunch。スゴイですhappy02。カラヴァッジョdiamondshine。彼自身の作品点数はそれほどなかったけど、以前読んだカラヴァッジョに関する本の内容が本当の意味で理解できた展覧会でしたconfident。国立西洋美術館で開催中event


今回も双眼鏡が大活躍だったんだけど、これを使って初めてわかることってものすごくあったんだーってことを痛感した鑑賞でした。今まで、もしかするとホンモノを観てもその半分くらいしか見えてなかったかも…weep。今回の展示に世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」があって目玉のひとつだったんだけど、それに関連して2枚のマグダラのマリア作品が出てたのね。どちらもとても美しいマリアshineで、それを見たおばさまの2人組が「なんだか全然反省してるようには見えないわよねー、きれい過ぎて。」とおっしゃってましたが、“あー残念なヒトたちぃ~(チョー上から目線smile)”、とわたくし内心ホクソ笑んだものですcatface。アルテミジア・ジェンティレスキの方はどちらかといえばエロさ大、だけどグエリエーリの方は、双眼鏡でよーく観察すると、透明な美しい涙を3粒こぼしているのですよ。その涙が見えた瞬間、もーなんとも言えない哀しくて切ないキモチになっちゃうのですweep。これを見逃すなんて、この展覧会を観に来る意味の半分もない、と断言しちゃいましょうsmile。ま、肉眼の性能感受性のモンダイもあるので、何とも言えないケドね。1.5まで出るコンタクト付きのわたくしの目では見えなかったしdespair


Img461カラヴァッジョは、その暴力的な人生でも有名だし、劇的な明暗を画面に効果的に定着させたバロック絵画の先駆者と言われてきた人だけれど、今回わたくしは、彼の宗教絵画作品を自分の目で実際に観て、涙が出そうなほど胸を打たれましたcrying。もしかするとカラヴァッジョって、統合失調症的な天才だったんぢゃないかしら~?一方では病的に暴力的bomb、一方ではこの上なく敬虔で崇高な芸術家diamondart


Img462「法悦のマグダラのマリア」では瀕死状態になるまで悔恨の念に苛まれ、最後に救済されるマリアの目尻から流れる一筋の涙。「エマオの晩餐」と「エッケ・ホモ」は、どちらも伏目のキリストを描いてる。「エマオ」では、ほんの少し眉根を寄せているけれど、どちらも本当に滑らかな筆致と落着いた色彩で、どこまでも穏やかで優しくて底知れぬ許しを与えてくれるキリストが描かれてる。わたくし、信者でもなんでもないのに、もぅじわゎ~~っとこみあげてくるものがあって、ナミダが出そうにweep。この3作品の前ではそれぞれ10分近く佇んでたんぢゃないかしら?いやー本当に観に行ってよかったーーcrying


バロック期の宗教画は、宗教改革の影響でカトリックサイドからの逆襲として、聖書の内容を視覚に訴えるかたちで描いたものartが多くなったんだけど、カラヴァッジョの宗教画を観た当時の人たちも、きっと画面のキリストに向かってひれ伏したい気持ちになったんじゃないかと思うの。それはたぶん、まるで日常の延長のような自然な場面の中で描かれる“”の存在だからこそ、余計にグッとくると思うのよねーconfident。もし彼が、自らの暴力的衝動に対して切実に許しを請い願おうとして描いていたものでもあったのだとすると、あまりにも切な過ぎて、胸が詰まるワ…weepweep


Img463_2一方の風俗画、こちらも素晴らすぃ~~~shine。有名な「果物籠を持つ少年」や「バッカス」。ハンパない技術も然ることながら、小ぶりな画面の、驚異的なバランスの良さ。構図といい、色彩といい、明彩度といい、バロック的ドラマ性とは相反する要素でありながら、共存するなにか濃密な統合感。フシギな魅力です~~heart02。面白かったのは、「果物籠」の背後に古代ギリシアの画家、ゼウクシスの逸話がある、っていう解説。徹底した写実主義者だったゼウクシスが“人物とブドウ”の絵を描いたところ、小鳥が実物だと勘違いしてブドウをついばみに来たという。これには続きがあって、ゼウクシスは「人物がもっと写実的だったならば、小鳥は恐れて近づかなかっただろう」と悔しがったそーな。で、カラヴァッジョはそれをパロディ化してこの作品を描いた。ため息が出るほど写実的な果物と、ちょっとモヤ~~とした筆致の人物。ヤルなーsmile


あとわたくし個人的に興味深かったのは、カラヴァッジェスキたちの作品の中にしばしば登場する音楽notesの場面。最近、バッハに魅了されてるheart04わたくしなので、つひつひマジマジと見ちゃったeye。カラヴァッジョ本人はバッハより100年くらい前の人なので、若干の違いはあるかも知れないけど、楽器や人々が音楽を楽しむ風景はこんなカンジだったのね、とhappy01。真剣な表情で楽譜をガン見eyeしながら演奏する楽士さんなんて目にすると、おぉー、今も昔も音楽する姿勢は変わらないのね~~ってウレシくなっちゃうhappy02。音楽って、本当に人間社会に根源的にある”ものなのよね~confident。なので、絵画art同様、宗教に利用されやすいってとこもあって。そのお陰で後世のわたくしたちに、カラヴァッジョやバッハみたいな素晴らしい遺産を与えてくれた、とも言えるんだけどねfuji


カラヴァッジェスキといえば、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールやジェンティレスキ父娘、シモン・ヴーエの本物が観られたのも感激~~bell。出来ればマグダラのマリアつながりでラ・トゥールの作品も見たかったなぁ~、なんてbleah。ゼータク言っちまうわたくしsmile


しかしあれですね、「洗礼者聖ヨハネ」とか「ナルキッソス」なんかを見てると、やっぱカラヴァッジョ、エロいkissmarkheart04

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2016/05/19

「モナ・リザ・コード」

これ、内容的に意外と結構面白かったワbell。アメリカ人女性ジャーナリストによる、「モナ・リザ」のモデルとされる女性boutiqueについて探索したエッセイみたいなもの。ダイアン・ヘイルズ著、仙名紀訳book


「モナ・リザ」のモデルを、15世紀後半から16世紀の前半を生きたフィレンツェ人女性リサ・ゲラルディーニとした上で、彼女はいったいどんな女性だったのかを、出来うる限りの資料memoにあたって描き出そうとしたものなのね。しかしま、なんせ500年ほど前の、しかも中流豪族出身の女性なので資料がほとんどない。ただ、たまたま、彼女より少し上の世代の親戚筋にあたる女性に関する記述が残されていたため、それがかなりのヒントflairになっているわけ。で、なぜこの女性の記録がそんなに残っていたかっつーと、女性のダンナが、メモ魔penだったから。オモシロ~~happy02


これまでルネサンス関連の本は何冊か読んできたけど、芸術作品か芸術家でなければ、メディチ家関連のものばかりだったので、それ以外のフツー(一応、豪族出身だけど)の人たちの生活についてこれほど書かれたものは初めてnew。ものすごく新鮮でしたshine。当時女性が“”扱いされていたのは知ってたけど、家族の中では意外と大事にされていたっていうのも一方では本当だったようで(夫の遺書の内容から)、ちょっとホッとしたワhappy01。これまた面白いのは、そうやって夫から愛されていたらしいリサが、夫の遺志に逆らって自分の埋葬地を夫とは別の場所にしたってこと。やっぱり、おそらく生涯自分の意志というものを表明することもなく、もちろん聞き入れられることもなかった彼女が最期に“自分の意志を貫きたい”として決めたことが、墓地の別居だったってあたりに今も昔も変わらない女性の悲哀を感じるわねweep。この著作の中で一番わたくしビックリcoldsweats02したのは、ゲラルディーニ夫妻が熱心に寄進していた修道院にその出納帳簿bookのようなものが遺されていたってこと。それを調べると、リサが自分で使う薬を買ってたとか、本当に実生活を想像させる事実がふ~っとup現れてくる。いや~、これってスゴいことですよね~happy02。もちろんそれ以外のリサの人物像についての大部分は、著者があたった様々な文献から類推した想像の産物ではあるんだけどね。


ってカンジで、ヒジョーに想像力を刺激される興味深い内容だったんだけども、これは原著者のせいなのか、訳者のせいなのかはわからないけど、時々不正確な内容が出てくるのよねー。「ヴァザーリの回廊」は、“イル・マニーフィコ”が亡くなった後のコジモ1世の時代に作られたのに、「ロレンツィオ・ディ・メディチたちは、こうやって回廊の上から市民を見下ろすのが好きだった」みたいな描写をしちゃう。少なくとも“イル・マニーフィコ”は、まだおじぃちゃんの老コジモの精神は引き継いでいたはずで、それほどタカビーじゃなかったと思うんだけどなーgawk。あ、あと足首には“ブレスレット”ぢゃなくて“アンクレット”ですからーcoldsweats01。しかし、確実に言えるのは訳文がヘタだってことだわねーpout。“てにをは”は不正確だし、時々意味がよくわからない文章になってたりするし、“ソデリーニ”の表記が“ソデラーニ”になってたり、なんじゃこりゃ、なカンジtyphoon。ちょっと信用ならないdanger


でも著者の熱意の結果生まれた本作、ダ・ヴィンチの描いた「モナ・リザ」そのもののように500年程前のボンヤリした肖像に、イキイキcuteとした女性の姿を吹き込んだ力作だと思いますbell。あ、ちなみにわたくし自身にとっては「モナ・リザ」はあんまキョーミのない絵画デシタ…bleah

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2016/05/16

古楽への誘い Vol.7 ~イタリアのトリオ・ソナタ集~

Img459なんだか、500年くらい前でしかもヨーロッパの、しかも王様crownとか貴族たちspadeっていう、わたくしなんぞとは100万光年nightかけはなれた世界の人達向けの音楽なのに、聴いてるとそのイキイキsunした生活が目に浮かぶような演奏会でしたワーhappy01。昨日のお昼、日本福音ルーテル札幌教会札幌北礼拝堂に行って参りましたーshoe



会場がご近所さんなので、お天気もイイしsun、ってなわけでお散歩shoeがてら訪問してみたんだけど、会場自体わたくし初めて伺うところだったので、何も考えずひょいsign05と勢いよく入口に入ったら目の前でバーンimpactsign01と演奏家さんたちが寛いでいらっしゃるぢゃありませんかッsign01ぎゃッcoldsweats02sign01わたくし、間違って楽屋に闖入しちゃったッcoldsweats02coldsweats02sign02とチョーあせりまくってsweat01、左手を見ると座席が並んでる…、あ、いいのか…。それでも脈拍がアガッてたので、ものすごい勢いでdash1000円札を2枚出して、そそくさと席へcoldsweats01



な、カンジで始まった演奏会(わたくしが、ですがcoldsweats01)、めちゃ濃密diamondな時間でしたね~。アンコールも入れて全部で11曲。1曲が短いとは言え、結構ボリューミーclub。主にルネサンスの後半からバロックの初期の頃の作品だと思いますが、わたくし初めて聴く曲ばかりでnew、でもこうやってまとまって聴いてみると時代ごとの傾向ってゆーのがわかるもんですねーconfident。どの曲も魅力的lovelyでしたけど、やはり後世に名が残っている作曲家の作品はやはりチト違うカンジがするshine。コレッリやヴィヴァルディなんかは、やっぱしちょいと格上up



物部さんの解説karaokeによれば、この頃の音楽は王様crownや貴族spadeのためだけのものだけど、たとえばウッチェリーニ「ベルガマスカのアリア」なんかを聴いてると、結構庶民的な印象があって、実はこの頃の貴族って現代の我々庶民心情的に近いフンイキだったりして~なんて想像するのも楽しいnote。こんな曲を聴きながら賑やかにnotes飲み食いrestaurantしたりダンスしたりhappy01。特にイタリアだとフランスみたいな絶対君主crownsign01が君臨してたわけじゃなく、小さな王国や公国に分かれていたことを思えば、貴族なんてのも意外と心情的にそれほどタカビーでもなかったのかな~なんて、ちょっと親近感も湧いてきたりして。ま、ゼッタイそんなわけないけどsmile。しかしさすがに教会ソナタあたりになると厳粛なキモチになりますねbell



それにしてもこの礼拝堂、めちゃくちゃ音、響きますnotes。ものすごくコヂンマリした会場で、たぶん100人くらいのキャパかと。ここではとっても親密な空気が流れていて、こちらでも物部さんの解説付きでしたが、ふきのとうホールの時よりずっとフレンドリーな語り口で、時々笑いも起こって、古楽も身近に感じましたね~good。数ヶ月前にNHKのEテレtvで、英国王立音楽院を舞台にした「音楽白熱教室」が放送されていて、その最終回では、どうやってクラシックの演奏会に足を運んでもらうか、というのがテーマのひとつになってたのを思い出しました。クラシックのお膝元のヨーロッパですらそれが問題になってるのか、とちょっとビックリした記憶があったけど、そこではひとつの提案として、昔のサロン的な、親密な空間での演奏会を実施しているという大学院生の話がありました。間近で緊密なアンサンブルを見聴きするってゆーのも、オーケストラを聴くのとはまた別のコーフンを味わえますよねfuji



さて、最近いろんな演奏会を聴く機会が増えて、特にバッハに関して書物book(入門編みたいなヤツcoldsweats01)を読むようになったんだけど、昨日の物部さんの話で、ハタ!flairsign01と思い当たる部分がありまして。“モダン楽器での古楽器的アプローチ”ってヤツです。モダン楽器で演奏する時、古楽器の物理的な制約が生み出す特有の音色フレージングなどを考慮に入れるってことですよね。ははぁ~~dash。他にも面白かったのは、バロック時代の“即興性”について。基本ベースにいろんな旋律や装飾をバンバンimpact入れていくのが流行っていたと。たぶん、その時代、その地域に生きていた人にはハッキリとわかっちゃう“センス”が問われてたんでしょーねー。きっとバッハみたいな名手には面白くて面白くてhappy02たまんなかっただろーなーcatface。わたくしのようにトリルがニガテ、とか言ってたら「オメーはスッコンデろッannoypunchsign01」ってカンジですねcoldsweats01


というわけで、すっごく知的好奇心想像力を刺激された演奏会でしたが、わたくし、解説も演奏も全部聞き漏らすまいと集中力を搾り出しすぎて、ちょっと疲れちゃったsweat02。いや、それをいうなら、演奏されていた方たちの方がもっとお疲れですよねconfident。日曜のお昼sun、もうすこーし、ユッタリめ or 短かめでもいいかもhappy01

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2016/05/15

札幌交響楽団 第589回 定期演奏会

Img458は~lovely、ドビュッシー、むちゃ良かった~~heart02。ドイツ生まれのマエストロ・ポンマー、なにゆえこんな音を生み出せるのかconfident。きっと類稀なる探求心感受性想像力の賜なんでしょうねー。いや、ホンマはフランス人やったのかbleah。昨日のお昼公演、行って参りました~shoe


プログラム1曲目はそのドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」。マエストロが、「ドーゾ」って、フルート高橋さんに向かって両手をふわっと広げる。と、高橋さん、たっぷり時間を取って精神集中thunder。そしてもー、そのひと吹きdashめから、わたくし、幻想ワールドへと優しく手を引かれちゃった~on。いつもの高橋さんのピュアな美音shineとはひと味違うシルクのベール包みpouch。でも持ち味の温かみsunはちゃんと残ってるので、不安に駆られることのないうっとり幻想ワールド。この“シルクの肌触り”が、昨日のドビュッシーの印象だったのですよ~。水面に反射するキラキラの光じゃなくて、もっと柔らかくてかそけき、紗を透して届く光。演奏が終わった後、マエストロ・ポンマー、高橋さんに投げチューkissmarkpaperdash。マエストロ、ガッシリしたオトコがお好きだったのか…catface。…って、ちがうsmile


2曲目の「夜想曲~管弦楽と合唱のための交響的三部作~」も、これまたわたくしのお気に入りhappy01、宮城さんのイングリッシュ・ホルンの哀愁を帯びた音色から始まって、ちょっとフシギな世界へ誘(いざな)われるのね。3曲目の「シレーヌ」、女声合唱、よかったんじゃないでしょーかnote?はじめは、ソプラノがちょっとガサガサしてたのと高音が充分に達してなかったのが気になったけど、次第に良くなりましたup。アルトはすっごく良かったbell。オトナの、ってゆーか、妖艶な美魔女のフンイキばっちしgood。昨日はわたくし調べで1500人くらいは溺死してましたsmile。プログラムbookで合唱団のアルトの方が20数年前にこの曲を歌った時のことを書かれているのを読みました。『当時のアマチュア合唱団ではこの難曲に歯が立たなかった。音が取れない、拍が数えられない、子音が無いゆえに発語が困難である、すべてが手に余った。』わかるぅ~~~think。わたくしは歌じゃないけど、ほんっっっっとにドビュッシー、自分で演奏しようとすると、とんでもなく激しく迷子状態に陥るのよねーtyphoonmist。でもプロの演奏を聴くとウットリ~~~heart02。でも昨日の合唱は、オーケストラの音と一体となって、完成度、高かったと思いますfuji。ブラーヴァdiamondsign01


そして後半のマーラー「交響曲第4番 ト長調」。わたくし、実はマーラー、1番とか5番とか昔よく聴いてた時期もあったのに、どうもあの「神々しい聖」と「あざとい俗」がマゼマゼtyphoonになったフンイキがどーにも信用ならんカンジがしてたんだけどsmile、この4番はそーゆーの、あまり感じさせない作品ですね(初めて聴いたclover)。それともマエストロ・ポンマーの指揮のせいなのかしら?第2楽章では、マーラーの諧謔性ってのを初めてハッキリ感じましたflair。なるほろ~~。あ、歌のソロがある時は正面席に座んなきゃダメだっつーこと、今回知りました。またひとつ勉強になったワ…。トホホweep


それにしてもホルンの新首席、山田さん、イイですね~shine。カワイイカオしてウマいです~~catface。それとオーボエ、関さん、まだまだッsign01バンバン来てくださいーimpactpunchsign01高橋さんに負けてるワヨ~~smile

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2016/05/08

横山大観展

Img457 いやー、やっぱ西洋絵画artを見慣れた目eyeには日本画って新鮮に映るワーnew。やむを得ずゴールデンウィークの真っ只中、北海道立近代美術館に行って来ましたshoe



日本画の展覧会というのものはこれまで数回しか観たことのないわたくしなのでcoldsweats01、とりあえずビッグネームは観とこうかなというわけで、モノキュラー片手に鑑賞してみました。やっぱいいですワgood、拡大鏡happy01。絹本だと織目と絵具のテクスチャーがハッキリ見えちゃうflair。もともと透明感のある色彩のところ、その透明感の中での重層的な奥行きみたいなものも感じられますconfident。『春雨』なんか、ホントにスバラシい~~shine。日本画、イイなぁ~heart01


日本画を観ていていつも感じるのは、その構図、画面処理の巧みさdiamond。このバランス感覚ってほんとにスゴいfuji。画面いっぱいミッシリ描き込み倒す西洋絵画もわたくし大スキだけども、この“余白の美”を作り出す天才を愛でる日本人の感性ってホントーにステキnote。たぶんわたくしが今感じてる驚きは、印象派の画家たちが浮世絵を発見したときの感覚に近いんじゃないかと思うのよね~smile。“絵画”というよりは“デザイン”に近い感覚。


逆に、西洋絵画が入ってきて「絵画」というものの概念が揺さぶられた明治期の日本で、メインストリームを行ったひとりがこの横山大観、だそうで。ってこともわたくし知らなくて、江戸時代のヒトかと思ってた…sweat02。輪郭線を描く日本画の伝統を無視した「朦朧体」、当時は批判を浴びたそうだけど、今観ると「これのナニが悪いの?スバラシいじゃんshine」。『曳船』にもハッキリ表現されてるけどsmile、湿気の多いmistニッポンの風景を描くにはサイコーの技法じゃんup、ってカンジ。


展示会場を順路に沿って観ていき、新しい部屋に入って視線を移した最初の画面でハッflairとしたのが、『春風秋雨』。春cherryblossomと秋mapleが二幅対になっていて、墨と金泥のみ(たぶん)の表現。写実的に描かなくてもその本質が伝わるのが日本画のスバラシさdiamondshine空白を読む、というか。ミナまで言うなpaper、の美学smile。オトナになって初めてわかるところでもあるかも。最後に展示されてた『乾坤輝く』(昭和28年)は大観最晩年の作品らしく、スッキリと澄み切った心境cloverの画面に背筋が伸びる思いthunderupdown



あと~、やっぱり~、日本画ってカワユイ~~lovely。『鶉』の鶉ちゃんの羽毛の表現ッsign01モフモフッcloudsign01カワイすぎるッhappy02sign03『巌上之両雄』の子虎(弟子の下村観山の手によるもの)もどことなくカワユイchick。子虎を狙う鷲や「龍躍る(山海二十題之内)」の金泥で描かれた龍の目はさすがに眼光スルドいthunderけど。


それにしても、日本画の絵具、岩絵具ってゆーんですかね、美しいワ~~shine。特に白緑とかいうペパーミントグリーンがめちゃキレーcatface。メインビジュアルになってる『紅葉』も、実物の色彩は見惚れるばかり…cute。こーゆーの、ゼッタイ画集ではわからないbearing。そーいえば、このペパーミントグリーン、名古屋の徳川美術館で観た『源氏物語絵巻』(複製だったケド)でもすごく綺麗に残っていて強烈に印象に残ってますbell


ただ、時代背景的には致し方なかったんでしょーし、本人も自分の信念に疑いはなかったんだろうけど、戦時中の富士山の絵はちょっとわたくし的には受け入れ難いものがあったng。純粋な芸術作品としての価値を否定するものではないけど、やはりそこに結びつくテーマには違和感を感じちゃうのよねdown。チラ見して素通りしましたcoldsweats01


あと、GW期間中で混んでるtyphoonんだから、作品鑑賞のベストポジションcrownで、作品とはほとんど何のカンケーもない世間話をペチャクチャsweat01してるオバハンたち、どいて欲しいpout。そーゆーのはよそでしてくださいangry。お願いだからweep

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2016/05/04

ボッティチェリ展

20150827_botticelli_1やっぱりホンモノdiamondって、出逢ってみると発見があるものだわね~~flairhappy01。先月4月3日に最終日を迎えた東京都美術館の特別展art。当初は行けないなぁ~weepと思っていたんだけど、特設サイトpcを見ているうちに、やっぱりどーしても観たくなって最終日ギリに駆け込みsweat01鑑賞してきましたairplane


20150827_botticelli_2最終日ということでものすごい人混みを覚悟して、双眼鏡を持って行ったのが功を奏しましたgood。午前中11時頃に入館したのがよかったのか、予期していたほどの混み様ではなく、それなりにゆっくり観られましたcoldsweats01。しかし、せっかく持って来たのだから、と、ちょっと離れて双眼鏡でナメるように鑑賞してみると、おおおーッimpactsign01ってゆー新たな楽しみを発見eyesign01ちょっと、コレ、ハマリそーcatface


遺されている完成作品では、不自然なポーズになってたりするヴィーナスでもbleah、やっぱしデッサン力はぱねーcoldsweats02impact。今回は数点のデッサンも展示されていて、筋骨隆々leoの肉体のものを見るとミケランジェロも顔負けってカンジcatface。ルネサンス時代に生きた画家の面目躍如ですねーsun


そして、今回うひゃ~~っlovelyとなる発見をしたのはボッティチェリと工房による「聖母子、洗礼者聖ヨハネ、大天使ミカエルと大天使ガブリエル」。ボッティチェリの絵は板にテンペラなのでマチエールをじっくり観察するって楽しみはないけど、双眼鏡の切り取られた視界を少しずつ移動させていくことによる新たな発見の喜びを知ってしまったのでしたhappy01。まず、マリアさんのお顔。わが子の行く末を憂うようなちょっと哀しげな、儚げな潤いを含む麗しさをじっくりeye。そしてそのまま、母親の顔にほほを寄せるチビキリストへ。めちゃ~~~っとぉ~~りでトロ~~ンとしたまなざしがラブリーhappy01heart04。そこから左に視界を移すとボッティチェリに特徴的な美少年(一番左端)。おおッsign01端正ッspadesign01屈託のないスナオな優美さが現れてるbell。次にすす~っと右に視界を振ってチビキリストとマリアを通り越し右端の天使を視界に入れた途端、ずっきゅーんッthundersign01う、ウツクシすぎるーッlovelysign03わずかながら眉根を寄せて、将来のキリストの受難を共に耐えるかの如き翳り。一方が白王子とすればこちらは黒王子。「キャンディ・キャンディ」で言えばアンソニーテリー。「生徒諸君」で言えば岩崎君沖田君。「横浜物語」で言えば森太郎竜介。「風と共に去りぬ」で言えばアシュレーレット。もういいっつーのsmile。これ、画集なんかで観ていても気付けなかったけど、双眼鏡でチョードアップで見るとびびっthundersign03と来ましたよ。いやー、びっくりしたーcoldsweats02sweat01


いろんなところでよく観る「書斎のアウグスティヌス」も画集などでは壁画の剥がれなんかがあったりするんだけど、ここではキレイに修復されて、厳しさというよりもまるで「ヴィーナスの誕生」のヴィーナスのようなピュアshineな眼差しがはっきりと見て取れるのよねーheart02。後ろの背景=ユークリッドの幾何学の書物や日時計などをナメるように見られるのも双眼鏡ならでは。ウヒcatface


今回興味深かったのは、『バッチョ・バルディーニ(おそらくサンドロ・ボッティチェリの下絵に基づく)』の「神曲」の挿絵。エングレーヴィングによる銅版画なんだけど、確かにボッティチェリっぽいフォルムのダンテやヴェルギリウスが登場してるのよねー。ルネサンスの先駆者、ダンテ、といえばボッティチェリが描いた肖像画を思い出す、ってくらい関係が深い人の作品、「神曲」のイメージ画をボッティチェリが描いていてもおかしくはなくて、実際、そうだと思われる作品を目の当たりにすると、画集でもほとんど見られないものだけに、ちょっとコーフンしちゃいますね~happy02dashdash


そんなこんなで、最終日に慌てて観に行った展覧会だったけど、いろいろ得るところがあって良かったワ~~up

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