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2017/02/08

「静かな黄昏の国」

静かな黄昏の国 (角川文庫)

ホントに篠田さんの作品は、短編でも深いぃぃ~~think。2002年初出、3.11後の2012年補遺、篠田節子さんの短編集book


15年前の作品なので、ものによってはディテール部で若干古いところはあるけど、どれも篠田さん独特のテイストがあって、わたくしの好きなジャンルであるファンタジックなバイオホラー、伝奇もの、社会派のSFチックなもの、と、読んでると背中がザワザワshockしてくるカンジがたまりませーんsmile。 圧巻なのは、タイトル作品「静かな黄昏の国」。福島の原発事故の前に、ここまでの作品が書けるってゆーのは、核心を正確に突いた取材力とそれをベースとした論理的な想像力から展開される驚異的な創造力の為せる技ですねーhappy02fuji


その「静かな黄昏の国」は、今となってはもはや単なるファンタジーとは言い切れない、薄ら寒い恐怖感を伴って、ラストは絶望感しか残らないというdown。篠田さんにしては珍しい読後感なんじゃないかしらthink。それほど、日本の原発施策に幻滅しているということなのか。


あとがきを読むと、篠田さんは昔から東電の原発関係のイベントや委員を経験されていたということがわかり、相手の懐に飛び込む取材をされているのね~と、いつも感じる作品内容のブ厚さに納得confident。やっぱ、作家ってスゴいdiamond

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