カテゴリー「アート」の52件の記事

2017/06/01

旅とものがたり「磯貝吉紀ドールハウス展」

Img521いやー、ミニチュア大好きのわたくしにとって、驚異的に面白かったーhappy02sign01けど最後は疲れ過ぎてshock、何がなんだかわかんなくなっちゃった…coldsweats01


横浜に行くことになった時にいろいろ調べていて、おおッthundersign01これはッimpactsign01って狂喜乱舞thunderしたのがこの企画展。まるでわたくしの訪問を待っていたかのようではないですかッhappy02sign03って、言いながら、この日本有数のコレクターだという磯貝さんのことは全然知らなかったわたくしsweat02、この「横浜人形の家」が撮影フリーfreeだっつーことも知らなくて(何も知らないわたくし、露呈…sweat02)、またまた狂喜ッimpacthappy02sign03


人形自体のことはわたくし、全然わからないのでcoldsweats01、ほとんどの常設展の展示物は「ネコcatに小判dollar」だったけど、なかにドールハウスhouseがいくつかあって、それを見ててもやーっぱり日本製のものがイッチバン繊細で、素晴らしいッshinesign01ドールハウスの発祥は、16世紀のドイツとオランダ(すっごい納得confident)なんだけど、展示されてたドイツ製のアンティークドールハウスは、結構おおざっぱcancer。サイズも結構デカめleo。でもここの常設のドールハウス作品、かなりナイスですgood。特にわたくし的には、「音楽家の家」が気に入りましたsun。ちゃんとフルートのミニチュアがあってsmile

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で、特別展event。必ずしも「実際の家」をミニチュア化したものではないけれど、その国、その時代の暮らしぶりというか、風俗が分かるのがいいですねhappy01。特に興味を引かれたのは「チューダー・ハウス」。太い梁の素朴な家。がっしりとした質実剛健な暮らしぶりが想像できますねぇconfident。それと中世ドイツの公衆浴場spa。歴史小説なんかでその時代のものを読むときの参考になるなーなんて思いながら見てましたeyeglass。あと、デザイナーのマッキントッシュの部屋を作ってみたらこーなるflairのシリーズも素晴らしいshinesign01まぁ、こんなスッキリthunderした家では、おシリがムズムズsign04してわたくしは生活出来ないけどcoldsweats01

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ドールハウスも日本製のものが繊細で一番素晴らしいと書いたけど、やはり、ヨーロッパの人たちもそう思ったようで、自分所有の家具を12分の1に縮小したミニチュア家具を横浜の職人たちに作らせてたようです。さもありなんconfident

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2017/05/31

ファッションとアート 麗しき東西交流展

Img519実に横浜らしい(って、わたくし、横浜のコト、ゼンゼン知りませんが…coldsweats01)、ファッションと文明開化をテーマとした展覧会event、なかなか面白かったですーsunhappy01。現在、横浜美術館で開催中の企画展、観に行って来ましたshoe


横浜の開港によって、東西の文化がお互いに影響を与えあった様子がよくわかるんだけど、ヨーロッパの人たちのジャポニズムへの熱狂ぶりimpactが結構笑えるぅーhappy02。って、わたくしごときが笑えた義理ぢゃないんだけどねcoldsweats01。 たとえば、輸出用の小さなバッグbagの前面の絵柄が「大名行列onなのよーhappy02dash。足軽さんたちとか、お付きのお侍さんたちの具体的な絵柄がバリッthunderと描かれてて、これ、持って街歩いてたらかなりキッチュだわよーhappy02happy02。わたくしはこーゆーの、大好きだけどsmileheart04


Img520これらが展示されてる第1章「東西文化の交差点YOKOHAMA」では主に日本で作ってヨーロッパに輸出されてたものが展示されてますbell。これらを見てると、「ニッポン」ってゆーより「チャイナ」ってカンジがするのよね~coldsweats01。あるいはその折衷moon2。これほどデーハーdiamondなテイストは「純和モノjapanesetea」とは言いがたいのではないかと。相手の求めに応じて作ったらこーなっちゃったsweat02、みたいなsweat02。 それでもやはり「ニッポンの繊細なお仕事shineは隠しようもなくて、シルクの日傘の細工の細かいことcoldsweats02sign01骨の部分も見られるように展示してくれてて、なんて呼ぶのかわからないけど、あの、畳む時にスライドさせる部品の造形の見事さshinesign01この繊細さは、西洋の方たちには真似出来ないんじゃないでしょーかねwink


Img_20170517_185830Img_20170517_185844第2章「洋装の受容と広がり」では、鏑木清方の作品artでも描かれてるように、この時代の和洋折衷のファッション、洋の取り入れ方がソロリソロリsnailってカンジで、とっても上手だった様子がわかりますgood。しっかし、 こーゆー明治時代のドレス展での衣装を見るたびに思うのは、昔の人ってホントに小柄だったのねー、ってことcoldsweats02。ちっちゃくて細いchick。だから意匠も細かくなっちゃうのかしらねーwink。 このセクションの目玉、意匠と共に評価されたニッポンの「刺繍の腕」の最高峰fujiとして展示されていた昭憲皇太后さまがお召しになったという大礼服(マントー・ド・クール)、スンバラシいでございますshinediamond。手仕事の刺繍がもー気ぃ狂いソーhappy02にゴージャスdiamondshineで、わたくし情けないことに、今回初めて気付いたflairことがありまして。それは、日本の意匠って左右対称じゃないってこと。それなのに、絶妙なバランスleftright。恐らく西洋の人たちはそれにもビックリしたんだろーなーcatface。この皇太后さまの刺繍も一見左右対称に見えてビミョーにアシンメトリーbell。ニッポン、スゴいcrown。そのほか面白かったのが三越呉服店のポスター。本邦初の「デパアトメント、ストーア」宣言をした三越、商品ラインナップを広告するポスターに、たおやかだけど芯の強そうな大和撫子ribbonが描かれてて、髪飾りや指輪ringなどアクセサリー類がめちゃめちゃカワイイlovely。もう一枚の姉妹っぽい女の子二人ribbon、タイトルが「諒闇に入る」だから明治天皇の服喪の期間のものだと思うけど、お揃いの黒のリボンブローチがすんごくラブリーheart04。服喪だけどカワイイcatface


Img_20170517_185945第3章は「西洋 ジャポニズムの流行」。ファッションは初期はもーそのまんまhappy01。コルセットはずせてらっきーッscissorssign01なカンジsmile。その後はオートクチュールデザイナーの手によって、そのエッセンスを洗練させた形で融合していく様子がわかりますup。シャネルやポール・ポワレ、リバティ商会などテキスタイルへのインスピレーションthunderの影響も結構大きかったのねー。それとこういう文脈で見るラリックやガレも納得感パネェ~coldsweats02。でもsign01ミントンの「菊花に杯文皿」とかロイヤル・ウースターの「祥瑞風羊歯文双耳篇壺」やらマイセン「花鳥文カップ&ソーサー」、リモージュ「竹に鳥文トレイ」、果てはティファニーの「瓢箪文酒ポット」とかって、違和感パネェ~~smile。みんなごぞって「ジャポニズム」sun


というわけで、改めて、ニッポンの感性のスバラシさshineを見せ付けられたのと同時に、お互い、未知のものに出逢った時の人間が持つハゲシい好奇心eye向学心pencil、そして柔軟な受容性に深く感じ入った観覧となりましたconfident。こういった「心持ち」って、現代のわたくしたちこそ、文化だけでなく色んな面で持つべきなんぢゃないでしょーかねーthink

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2017/05/04

大エルミタージュ美術館展

Poster01 やっぱり錚々たる作品のそろい踏みだワ~~artcoldsweats02。死ぬまでに一度は行ってみたいけど、たぶん一生行くことはないだろーなーと思うsmile「エルミタージュ美術館」event。なのでとりあえず、一部でも本物diamondを観ておこうかな~ってことで行ってみました。2時間近くでも時間足りなかったsweat01。サブタイトル「オールドマスター 西洋美術の巨匠たち」。


今回来ている作品も収蔵品のほんの一部だけど、全体的なテイストとしては、「キレイで端正なもの」が多いって印象happy01。寒いお国snowのコレクションなのでもっとホットなカンジsunのものをお求めか、と思いきやそーでもないのねcoldsweats01


Poster 展覧会場では、各国ごとの区分けになっていてそれぞれの特徴が捉えられやすいようになっていてヒジョーにキョーミ深かったですgood。「イタリア:ルネサンスからバロックへ」では、主にヴェネツィアのものが多く、ティツィアーノ周辺の作品を観るとやはり経済的な豊かさdollarを感じさせる幸福感に溢れてるカンジがするのよねーup。同じイタリア・ルネサンスでも、中部に比べるとヴェネツィアはより艶めいてるkissmarkってゆーかキラメいてるshine印象。中には“水の都”の運河や海辺を描いた作品もあったけど、同じ港を持つ寒いロシアでこの作品をどんな風に眺めてたのかなーなんて思うと、女帝crownだけどエカテリーナ2世さんもちょっとだけ身近に感じたりなんかしてwink


お次は「オランダ:市民絵画の黄金時代」。商業dollarの国、オランダの市井の人々が主役になってる絵画はほんとに楽しいッhappy02sign01わたくし全然知らない画家でしたけどアドリアーン・ファン・オスターデの「五感」という作品、激ウケッimpacthappy02sign01「五感」といえば中世のタピスリー「貴婦人と一角獣」っていうエレガントcuteなものを思い出しちゃうけど、こっちは全然違うthunder。「嗅覚」は母親が子供のお尻を拭いてる場面、「視覚」はおばあちゃん(たぶん)が子供のノミを取ってる場面smile。「聴覚」「味覚」もそれぞれ市民のイキイキした生活のシーンを切り取っていて、これまた、エカテリーナさんもきっと笑いながら観ていたんだろーなーと思うと楽しいのよねnotes


そして「フランドル:バロック的豊穣の時代」。ここではブリューゲルやルーベンス、ヨルダーンス、ヴァン・ダイク、テニールスと、もー画集artbookでおなじみの巨匠がずらーりon。なんだかここまで来ると、まさに「オールドマスター」の作品も慣れて来ちゃうからオソロシい…shock。だってルーベンスの「マリー・ド・メディシスの戴冠式」だわよーッimpactsign01…これも、あ、そ、ってカンジになっちゃう自分がコワいshock。いかん、いかんcoldsweats01。次soon


「スペイン:神と聖人の世紀」。ここでわたくし狂喜ッnotehappy02sign01会えると思ってなかったムリーリョが3点もッhappy02sign01マジでカワイすぎーッhappy02upsign03「羊飼いの礼拝」→幼子イエスの顔を覗き込むおじさんの顔ッsign01「ありがたやー、かわいやー」とゆー何とも言えない幸せ感heart04に満ちた表情がわたくしのココロを揺さぶるッhappy02sign01「幼子イエスと洗礼者聖ヨハネ」→イエスを象徴する羊がモコモコでチョーラブリーッhappy02heart02sign01「受胎告知」→こんなカワイイcute大天使ミカエル、見たことないッhappy02heart04sign03ハァハァ…dashカワイイ3連発heart02にわたくしモダエ死catface。やっぱ純粋で敬虔なカトリック国のスペイン絵画は無垢で可愛い~~lovelylovely


Poster03_2 で、「フランス:古典主義的バロックからロココへ」。このあたりからわたくしの興味はイマイチ薄れてゆく…mist。プッサンとかヴァトーとかブーシェとか、こちらも錚々たるshineメンバーですが、フランス絵画はあんま、好みぢゃなくてgawk。などとウルトラ贅沢なコト言ってしまう自分がまたまたコワいsmile

Poster_2 最後「ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で」。もー、ここらへんではわたくしの体力が薄れており…coldsweats01。とはいえ、やはりここの目玉はクラーナハshine(クラナッハじゃなくなってるのねcoldsweats02)。去年、観たかった展覧会に行けなかったので、せめてものガン観eye。意外とイエスちゃんのおメメが優しいのを発見してビックリcoldsweats02。クラーナハって眼光鋭きthunderクールなイメージがあったけど、これはラブリーhappy01。いやー、エカテリーナさん、実は“カワイイ好き”だったのかhappy01。ますます親近感湧くワ~~catface


というわけで、最後の方は閉館時間watchが迫ってたもんで超急ぎ足dashdashになってしまったけど、こんだけ1ヵ所にすんごい作品が集まっちゃうと有り難味がだんだん薄れてしまうもんですねーcoldsweats01。って、ゼータク言い過ぎだわねhappy02

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2017/04/21

シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才

Shaserioomote若い頃から特別な才能shineを発揮する人は、やっぱり神にも愛されてheart02早くに天に召されてしまうのかなぁ…weep。昨日からそんな事をつい考えてしまうわたくしなのでしたnight



名前もうろ覚えの画家だったけど、これほどまでに多彩な画風artだったとは知らなかったワcoldsweats02。ロマン派から象徴主義どころか、ラファエロ前派まで想起させるflair、この先取り感up。その短い人生に持てる才能の全てをぎゅううっrocksign04と濃縮したよう。



まぁ時代がそうだったのだろうから仕方ないのかも知れないけど、アングルが先生だったというのは何かの間違いなのではdespair、ってカンジよねーsmile。もう初めっから絶対ロマン派でしょthunder。ドラクロワでしょthunder。二十歳の時に、師アングルと意見の相違から決裂impactしたってのも当然だわねthink



Shaseriouraでもそれでも、肖像画を観ると、透徹した顔の丁寧な描き込みpen新古典派なのよねconfident。で、その他の洋服の部分はロマン派的なザックリ仕様bleah。肖像画は画家の身近な人を描いていたってことだから「命である顔」は気合い入れて描いてみました、ってとこでしょうかsmile。しかし、デッサンはあんまり丁寧ぢゃない、ってゆーか、ぶっちゃけ、ヘタsmile。ミケランジェロみたいにどんだけシャシャシャッdashって描いてもむっちゃうめーっcoldsweats02てカンジではない。「アングルの弟子のくせにデッサンがイマイチ」って理由で、サロン落選downしちゃったらしいしsmile。でも画力は天才的shineにある、ってゆー不思議な魅力cuteがあるのよねーcatface



それにしても、いつも考えさせられるのは、大きな流れの中にいる偉大な芸術家には常に彼らを生み出す先駆者がいるってこと。わたくし、無知なもんだから、象徴主義のギュスターヴ・モローって突然変異thunderなんだと思ってたら、このシャセリオーさんの“ワナビーheart04”だったのね~catface。モロに模倣してるもんねgemini



シャセリオーの作品全体に流れるメランコリックエキゾティックな雰囲気は、やはりクレオールの母親と自殺した父親の影響が大きいのだろうなぁと、思うのと同時に、政情不安typhoonのパリで発注された建築装飾のテーマに「秩序」なるものを選ぶあたり、まだ30代の半ばだった画家の内面がなんとなく想像できるような気もするthink


シャセリオーの人脈にジョルジュ・サンドもいたようなので、ショパンnoteとも交流してたかもねーなんて想像するとちょっとワクワクするワhappy01heart01

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2016/11/11

平安の秘仏 滋賀櫟野寺の大観音とみほとけたち

Omote_2 なーんか、素朴であったか~~happy01spa。現在、東京国立博物館で開催中の展覧会event、観に行って参りました~airplanedash


目玉は秘仏の十一面観音菩薩坐像shineどっしりとした佇まいで、細工も見事bell。でも下膨れのふくよかなおカオが赤ちゃんみたいでカワイイ~chick。このお寺に伝わる20体の仏像のおカオの特徴は大きく2パターンに分かれるようで、ひとつは細い目がキリリthunderと釣り上がった大陸っぽいもの。もうひとつがこの下膨れのホッコリ顔spa。特におひとり、タレ目の観音さまがいらっしゃって、もー観てるとほわわ~~んcuteってなっちゃうcatface。わたくし、20年以上いろいろブツを観て回って来たけど、こんなタレ目のお方は初めてhappy02。溶ける~~suncatface


Toudaiji_2 そして2番目に大きい薬師如来坐像は、お背中が丸くなって首を前に若干突き出した、ちょっとおトボケ薬師さんsmile。なんとなく東大寺の弥勒如来坐像さんと似たフンイキsmile。しかしッimpactsign01施無畏印を結んだ右手の指、フォルムが美しいのッimpactsign01まるでタカラヅカ男役のようshinedrama。…違うかsweat02(写真は東大寺の弥勒サン)


Hidari_2 Migi_2 わたくし、あまり展覧会の会場では音声ガイドmusicは使わないんだけど、今回はみうらじゅんさんといとうせいこうさんの対談が入ってるってことで使ってみましたkaraoke。時間的にはものすごく短いんだけど、さすが、オモシロ~~happy01up。特に毘沙門天立像。石原裕次郎のクダリには、静粛な展示会場であるにもかかわらずプッcatfacedashって噴出しちゃったわよhappy02


Ura_2 やはり本来仏像は、お堂にいらっしゃるところを拝観させていただくのが筋diamondだと思うので、いつかはこの櫟野寺を含め、独特の風味を持つ滋賀県のお寺も回ってみたいものだと改めて思った次第でございますconfident

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2016/05/29

ポンペイの壁画展

Img466いやはや、全くスゴいもんですワーcoldsweats02近代までの美術のエッセンスは既にこの頃に実現されてたのね~bell。森アーツセンターギャラリーでの展覧会、行って来ましたart


こちらは事前にチケットticketをゲットしてなかったので、行列を覚悟で当日券売場にオープン時刻ジャストwatchに着いてみれば、やはし、結構並んでましたsweat01。んで、エレベーターもピストン輸送updown状態で、「あー、みんな壁画見るのねー…despair。」と若干シズミ気味downで52階に到着。すると、わたくし以外の全員が真っ直ぐ進んでいくsoon。「あれ?壁画は右よ~~。」と、見ると正面は「セーラームーン展」ribbon。どーりで、わたくしの目の前にはコスプレした外国人の女子virgoが。ツインテールのコスプレで「壁画」は見ないわナ~~coldsweats01


Img467ということで無事、ガラ空きemptyの「壁画」会場へcoldsweats01。ココロゆくまで鑑賞できましたワsmile。2000年近く前の美術作品を見るのは生まれて初めてだけど、ホントにビックリするくらい“古い”ってカンジがしないclover、ってゆーか、美術の歴史においては、科学技術の発展の恩恵を除けば、人間が考えたりしたりすることにほとんど違いはないのぢゃないか、と思ったくらい、高度な技が展開されてましたdiamondshine


みな名もなき芸術家たちの作品だけど、たとえば「植物の燭台」なんていう何気ない室内装飾などを描く筆に、既に高い画力fujiが認められちゃう。かと思えば、「こりゃ小学生の絵だナcoldsweats01」なんつー素朴なものもあってほほえましいのよねーchick遠近法を駆使した壁画装飾とか、トロンプルイユの手法がもうすでに存在してるしup


印象的なのはしっかりと色彩が残ってることart。「ポンペイの赤」も美しいけれど、「エジプト青」と呼ばれる優しいブルーもステキ~heart04。この色、どうやって作ってるのかしらーと疑問が浮かぶと、この展覧会は至れり尽くせりデスgood、次のコーナーで壁画制作に使う道具類と顔料を展示してくれてるhappy02。それ自体が当時のホンモノspadeで、もーそれにもビックリcoldsweats02。まさに瞬間冷凍状態よね。って、当時の人々にとっては大惨事以外のなにものでもないんだけど…weep。しかしこの道具類がまためっちゃくちゃ精巧shineなのよー。現代人でも不器用なヒトならゼッタイに作れないわねsmile。そしてこの時代からすでにフレスコ画。


わたくしすっごいビックリcoldsweats02したのは、「選挙広告の書かれた壁面」。“どこそこのだれだれはこれこれこのよーな人物なので我々は推薦します”ってなことが書かれてるらしいのね。いやー実際にこーゆーのを目にするとほんとに、ローマ時代にもわたくしたちみたいな生活があったのねーって実感しちゃうconfident。そして、成熟した平和な世の中だったってのがわかるのが「戦車競走」の壁画。え?なんでかって?それは、こーゆー“闘争impactがテーマになってる絵はこれ1枚しか見つかってないってことだから。まさに“パクス・ロマーナ”の世界ってことかな?


この遺跡は18世紀に発見されたnewもののようなので、ルネサンスの時代には知られていなかったはずだけど、「躍るマイナス」なんて壁画を見ると、わたくしの大スキheart02なボッティチェリの「ラ・プリマヴェーラ」cherryblossomを思い出しちゃう。3美神の華麗なポーズcute。本当に、後の時代に描かれるモチーフの要素は、ギリシア時代のものから連綿とヨーロッパ文化に伝わってるってことなのよねーshinediamond。なんかすごいワ~~happy01


Rimg0033で、東京の美術展では近年充実しているグッズ売場だけど、この展覧会では残念ながらイマひとつdown。Tシャツも、わたくし、ヤマザキマリさんのマンガを読んでないのでピンとこなかったし。結局「LISA&TAIGA」というアクセサリーブランドringとコラボしたピアスだけゲットmoneybag。コレ、ヒソカにカワイイ~~happy01happy01。ほかにもブサカワ犬dogのピアスもあってめちゃめちゃ惹かれたんだけど、ちょっとデカすぎて着けられなーいッbearingsign01ってわけで断念。でもラブリーだったワ~catface

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2016/05/22

メディチ家の至宝-ルネサンスのジュエリーと名画

Photo おおーッimpacthappy02sign01イチイチ内心で声をあげちゃうup細工のゴーヂャスさよ~~shineshine。東京都庭園美術館で開催中の展覧会、観て参りました~happy01


その前のカラヴァッジョ展で3時間も観まくった上に、上野から目黒までの移動subwaytrainに失敗ngしたもんだから、鑑賞時間がたったの1時間弱になっちゃって、ものすごい駆け足鑑賞bearing。いやー、ここでも双眼鏡大活躍~good


神話の場面やメディチ家の人々を彫ったカメオやインタリオの細工の細かさよdiamondsign01しかも、その素材が様々で、シェルの他にストーンも種類いろいろ、特に透明度の高いアメジストのものはめちゃ美しかった~shine。さらにそのカメオの周囲を宝石や金、七宝細工などで装飾して、んもー、めちゃゴーヂャスぅ~~lovely


Photo_2 面白いのは、巨大なバロックパールを、その形を活かしてデザインされたブローチの数々。歪な形状のもの(バロックの由来)をいかにお料理するかが職人のウデのみせどころなのね~punch。でもやっぱりバロック期の細工なので、全体のデザイン自体が奇抜coldsweats02。オランダの金工家による「赤ん坊を入れたゆりかご」って、どーみてもキモいsad。それにしてもこれらの工芸・装飾品の製作者ってオランダやフランドル地方が多い。さすが高いミニアチュールの技術を誇るお国bell。まさにこの16世紀あたりは絶好調な時ですよね~dashdash。そんな世界最高レベルfujiの工芸家の作品を国境を越えてコレクションするメディチ家dollar。さすが~~crown


あと、ぎゃーッhappy02sign01って思ったのが、ヨナス・ファルク ミケーレ・カストルッチ グアルティエーリ・ディ・アンニバレ・チェッキ ジュリオ・パリージの下絵に基づく「コジモ2世・デ・メディチのエクス・ヴォート(奉納品)」ってヤツclub。ピエトレ・ドゥーレ(貴石モザイク)や金、多色七宝、ダイヤモンド、金、ブロンズってのがその素材のようなんだけど、こんな立体的なのは初めて見たーcoldsweats02coldsweats02。まるであの、紙を何枚も重ねて作る“3Dアート”みたいーcoldsweats02。って、ゼンゼン違うからsmile。材料費数万倍ッdollardollardollarsign01


こーゆー宝飾品って写真cameraでは再現しきれない輝きがあって、わたくし所持のメディチ家解説本bookに載ってた「セイレーンがついたペンダント」は、もー、実物はゼンゼン違ってたup。嵌め込まれた宝石類が照明を浴びてキラッキラshine。裏側もいちいち細かく細工してあって見応え充分good。まぁ展示作品のうち、照明flairの当て方に失敗して影だらけnewmoon、ってのもあったけどsweat02


それと今回は、メディチ家の人々の肖像画artも出品されてたんだけど、主に女性たちboutiqueの超豪華ringな衣裳の表現に目が奪われちゃう。んで、フツーの展覧会と違うのが、解説パネルにアクセサリーの説明がなされてるところ。サスガconfident。オシャレに敏感なこの美術館ならではの目線でしたね~cute。ブロンズィーノの作品が観られたのもラッキーscissorshappy01sign01冷静で硬質な美で描かれた「マリア・ディ・コジモ1世・デ・メディチの肖像」は、ちょっと頑なな若い娘ribbonの内面まで現わしているよう。それにしても父ちゃんにクリソツだわーsmile


いやー、もー少し時間が欲しかった~~bearing。でもここのショップpresentで、欲しかった「時祷書ポスター」が買えたからヨシとしようhappy01goodsign01

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2016/05/21

カラヴァッジョ展

Img460いやー、圧倒されましたーimpactpunch。スゴイですhappy02。カラヴァッジョdiamondshine。彼自身の作品点数はそれほどなかったけど、以前読んだカラヴァッジョに関する本の内容が本当の意味で理解できた展覧会でしたconfident。国立西洋美術館で開催中event


今回も双眼鏡が大活躍だったんだけど、これを使って初めてわかることってものすごくあったんだーってことを痛感した鑑賞でした。今まで、もしかするとホンモノを観てもその半分くらいしか見えてなかったかも…weep。今回の展示に世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」があって目玉のひとつだったんだけど、それに関連して2枚のマグダラのマリア作品が出てたのね。どちらもとても美しいマリアshineで、それを見たおばさまの2人組が「なんだか全然反省してるようには見えないわよねー、きれい過ぎて。」とおっしゃってましたが、“あー残念なヒトたちぃ~(チョー上から目線smile)”、とわたくし内心ホクソ笑んだものですcatface。アルテミジア・ジェンティレスキの方はどちらかといえばエロさ大、だけどグエリエーリの方は、双眼鏡でよーく観察すると、透明な美しい涙を3粒こぼしているのですよ。その涙が見えた瞬間、もーなんとも言えない哀しくて切ないキモチになっちゃうのですweep。これを見逃すなんて、この展覧会を観に来る意味の半分もない、と断言しちゃいましょうsmile。ま、肉眼の性能感受性のモンダイもあるので、何とも言えないケドね。1.5まで出るコンタクト付きのわたくしの目では見えなかったしdespair


Img461カラヴァッジョは、その暴力的な人生でも有名だし、劇的な明暗を画面に効果的に定着させたバロック絵画の先駆者と言われてきた人だけれど、今回わたくしは、彼の宗教絵画作品を自分の目で実際に観て、涙が出そうなほど胸を打たれましたcrying。もしかするとカラヴァッジョって、統合失調症的な天才だったんぢゃないかしら~?一方では病的に暴力的bomb、一方ではこの上なく敬虔で崇高な芸術家diamondart


Img462「法悦のマグダラのマリア」では瀕死状態になるまで悔恨の念に苛まれ、最後に救済されるマリアの目尻から流れる一筋の涙。「エマオの晩餐」と「エッケ・ホモ」は、どちらも伏目のキリストを描いてる。「エマオ」では、ほんの少し眉根を寄せているけれど、どちらも本当に滑らかな筆致と落着いた色彩で、どこまでも穏やかで優しくて底知れぬ許しを与えてくれるキリストが描かれてる。わたくし、信者でもなんでもないのに、もぅじわゎ~~っとこみあげてくるものがあって、ナミダが出そうにweep。この3作品の前ではそれぞれ10分近く佇んでたんぢゃないかしら?いやー本当に観に行ってよかったーーcrying


バロック期の宗教画は、宗教改革の影響でカトリックサイドからの逆襲として、聖書の内容を視覚に訴えるかたちで描いたものartが多くなったんだけど、カラヴァッジョの宗教画を観た当時の人たちも、きっと画面のキリストに向かってひれ伏したい気持ちになったんじゃないかと思うの。それはたぶん、まるで日常の延長のような自然な場面の中で描かれる“”の存在だからこそ、余計にグッとくると思うのよねーconfident。もし彼が、自らの暴力的衝動に対して切実に許しを請い願おうとして描いていたものでもあったのだとすると、あまりにも切な過ぎて、胸が詰まるワ…weepweep


Img463_2一方の風俗画、こちらも素晴らすぃ~~~shine。有名な「果物籠を持つ少年」や「バッカス」。ハンパない技術も然ることながら、小ぶりな画面の、驚異的なバランスの良さ。構図といい、色彩といい、明彩度といい、バロック的ドラマ性とは相反する要素でありながら、共存するなにか濃密な統合感。フシギな魅力です~~heart02。面白かったのは、「果物籠」の背後に古代ギリシアの画家、ゼウクシスの逸話がある、っていう解説。徹底した写実主義者だったゼウクシスが“人物とブドウ”の絵を描いたところ、小鳥が実物だと勘違いしてブドウをついばみに来たという。これには続きがあって、ゼウクシスは「人物がもっと写実的だったならば、小鳥は恐れて近づかなかっただろう」と悔しがったそーな。で、カラヴァッジョはそれをパロディ化してこの作品を描いた。ため息が出るほど写実的な果物と、ちょっとモヤ~~とした筆致の人物。ヤルなーsmile


あとわたくし個人的に興味深かったのは、カラヴァッジェスキたちの作品の中にしばしば登場する音楽notesの場面。最近、バッハに魅了されてるheart04わたくしなので、つひつひマジマジと見ちゃったeye。カラヴァッジョ本人はバッハより100年くらい前の人なので、若干の違いはあるかも知れないけど、楽器や人々が音楽を楽しむ風景はこんなカンジだったのね、とhappy01。真剣な表情で楽譜をガン見eyeしながら演奏する楽士さんなんて目にすると、おぉー、今も昔も音楽する姿勢は変わらないのね~~ってウレシくなっちゃうhappy02。音楽って、本当に人間社会に根源的にある”ものなのよね~confident。なので、絵画art同様、宗教に利用されやすいってとこもあって。そのお陰で後世のわたくしたちに、カラヴァッジョやバッハみたいな素晴らしい遺産を与えてくれた、とも言えるんだけどねfuji


カラヴァッジェスキといえば、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールやジェンティレスキ父娘、シモン・ヴーエの本物が観られたのも感激~~bell。出来ればマグダラのマリアつながりでラ・トゥールの作品も見たかったなぁ~、なんてbleah。ゼータク言っちまうわたくしsmile


しかしあれですね、「洗礼者聖ヨハネ」とか「ナルキッソス」なんかを見てると、やっぱカラヴァッジョ、エロいkissmarkheart04

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2016/05/08

横山大観展

Img457 いやー、やっぱ西洋絵画artを見慣れた目eyeには日本画って新鮮に映るワーnew。やむを得ずゴールデンウィークの真っ只中、北海道立近代美術館に行って来ましたshoe



日本画の展覧会というのものはこれまで数回しか観たことのないわたくしなのでcoldsweats01、とりあえずビッグネームは観とこうかなというわけで、モノキュラー片手に鑑賞してみました。やっぱいいですワgood、拡大鏡happy01。絹本だと織目と絵具のテクスチャーがハッキリ見えちゃうflair。もともと透明感のある色彩のところ、その透明感の中での重層的な奥行きみたいなものも感じられますconfident。『春雨』なんか、ホントにスバラシい~~shine。日本画、イイなぁ~heart01


日本画を観ていていつも感じるのは、その構図、画面処理の巧みさdiamond。このバランス感覚ってほんとにスゴいfuji。画面いっぱいミッシリ描き込み倒す西洋絵画もわたくし大スキだけども、この“余白の美”を作り出す天才を愛でる日本人の感性ってホントーにステキnote。たぶんわたくしが今感じてる驚きは、印象派の画家たちが浮世絵を発見したときの感覚に近いんじゃないかと思うのよね~smile。“絵画”というよりは“デザイン”に近い感覚。


逆に、西洋絵画が入ってきて「絵画」というものの概念が揺さぶられた明治期の日本で、メインストリームを行ったひとりがこの横山大観、だそうで。ってこともわたくし知らなくて、江戸時代のヒトかと思ってた…sweat02。輪郭線を描く日本画の伝統を無視した「朦朧体」、当時は批判を浴びたそうだけど、今観ると「これのナニが悪いの?スバラシいじゃんshine」。『曳船』にもハッキリ表現されてるけどsmile、湿気の多いmistニッポンの風景を描くにはサイコーの技法じゃんup、ってカンジ。


展示会場を順路に沿って観ていき、新しい部屋に入って視線を移した最初の画面でハッflairとしたのが、『春風秋雨』。春cherryblossomと秋mapleが二幅対になっていて、墨と金泥のみ(たぶん)の表現。写実的に描かなくてもその本質が伝わるのが日本画のスバラシさdiamondshine空白を読む、というか。ミナまで言うなpaper、の美学smile。オトナになって初めてわかるところでもあるかも。最後に展示されてた『乾坤輝く』(昭和28年)は大観最晩年の作品らしく、スッキリと澄み切った心境cloverの画面に背筋が伸びる思いthunderupdown



あと~、やっぱり~、日本画ってカワユイ~~lovely。『鶉』の鶉ちゃんの羽毛の表現ッsign01モフモフッcloudsign01カワイすぎるッhappy02sign03『巌上之両雄』の子虎(弟子の下村観山の手によるもの)もどことなくカワユイchick。子虎を狙う鷲や「龍躍る(山海二十題之内)」の金泥で描かれた龍の目はさすがに眼光スルドいthunderけど。


それにしても、日本画の絵具、岩絵具ってゆーんですかね、美しいワ~~shine。特に白緑とかいうペパーミントグリーンがめちゃキレーcatface。メインビジュアルになってる『紅葉』も、実物の色彩は見惚れるばかり…cute。こーゆーの、ゼッタイ画集ではわからないbearing。そーいえば、このペパーミントグリーン、名古屋の徳川美術館で観た『源氏物語絵巻』(複製だったケド)でもすごく綺麗に残っていて強烈に印象に残ってますbell


ただ、時代背景的には致し方なかったんでしょーし、本人も自分の信念に疑いはなかったんだろうけど、戦時中の富士山の絵はちょっとわたくし的には受け入れ難いものがあったng。純粋な芸術作品としての価値を否定するものではないけど、やはりそこに結びつくテーマには違和感を感じちゃうのよねdown。チラ見して素通りしましたcoldsweats01


あと、GW期間中で混んでるtyphoonんだから、作品鑑賞のベストポジションcrownで、作品とはほとんど何のカンケーもない世間話をペチャクチャsweat01してるオバハンたち、どいて欲しいpout。そーゆーのはよそでしてくださいangry。お願いだからweep

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2016/05/04

ボッティチェリ展

20150827_botticelli_1やっぱりホンモノdiamondって、出逢ってみると発見があるものだわね~~flairhappy01。先月4月3日に最終日を迎えた東京都美術館の特別展art。当初は行けないなぁ~weepと思っていたんだけど、特設サイトpcを見ているうちに、やっぱりどーしても観たくなって最終日ギリに駆け込みsweat01鑑賞してきましたairplane


20150827_botticelli_2最終日ということでものすごい人混みを覚悟して、双眼鏡を持って行ったのが功を奏しましたgood。午前中11時頃に入館したのがよかったのか、予期していたほどの混み様ではなく、それなりにゆっくり観られましたcoldsweats01。しかし、せっかく持って来たのだから、と、ちょっと離れて双眼鏡でナメるように鑑賞してみると、おおおーッimpactsign01ってゆー新たな楽しみを発見eyesign01ちょっと、コレ、ハマリそーcatface


遺されている完成作品では、不自然なポーズになってたりするヴィーナスでもbleah、やっぱしデッサン力はぱねーcoldsweats02impact。今回は数点のデッサンも展示されていて、筋骨隆々leoの肉体のものを見るとミケランジェロも顔負けってカンジcatface。ルネサンス時代に生きた画家の面目躍如ですねーsun


そして、今回うひゃ~~っlovelyとなる発見をしたのはボッティチェリと工房による「聖母子、洗礼者聖ヨハネ、大天使ミカエルと大天使ガブリエル」。ボッティチェリの絵は板にテンペラなのでマチエールをじっくり観察するって楽しみはないけど、双眼鏡の切り取られた視界を少しずつ移動させていくことによる新たな発見の喜びを知ってしまったのでしたhappy01。まず、マリアさんのお顔。わが子の行く末を憂うようなちょっと哀しげな、儚げな潤いを含む麗しさをじっくりeye。そしてそのまま、母親の顔にほほを寄せるチビキリストへ。めちゃ~~~っとぉ~~りでトロ~~ンとしたまなざしがラブリーhappy01heart04。そこから左に視界を移すとボッティチェリに特徴的な美少年(一番左端)。おおッsign01端正ッspadesign01屈託のないスナオな優美さが現れてるbell。次にすす~っと右に視界を振ってチビキリストとマリアを通り越し右端の天使を視界に入れた途端、ずっきゅーんッthundersign01う、ウツクシすぎるーッlovelysign03わずかながら眉根を寄せて、将来のキリストの受難を共に耐えるかの如き翳り。一方が白王子とすればこちらは黒王子。「キャンディ・キャンディ」で言えばアンソニーテリー。「生徒諸君」で言えば岩崎君沖田君。「横浜物語」で言えば森太郎竜介。「風と共に去りぬ」で言えばアシュレーレット。もういいっつーのsmile。これ、画集なんかで観ていても気付けなかったけど、双眼鏡でチョードアップで見るとびびっthundersign03と来ましたよ。いやー、びっくりしたーcoldsweats02sweat01


いろんなところでよく観る「書斎のアウグスティヌス」も画集などでは壁画の剥がれなんかがあったりするんだけど、ここではキレイに修復されて、厳しさというよりもまるで「ヴィーナスの誕生」のヴィーナスのようなピュアshineな眼差しがはっきりと見て取れるのよねーheart02。後ろの背景=ユークリッドの幾何学の書物や日時計などをナメるように見られるのも双眼鏡ならでは。ウヒcatface


今回興味深かったのは、『バッチョ・バルディーニ(おそらくサンドロ・ボッティチェリの下絵に基づく)』の「神曲」の挿絵。エングレーヴィングによる銅版画なんだけど、確かにボッティチェリっぽいフォルムのダンテやヴェルギリウスが登場してるのよねー。ルネサンスの先駆者、ダンテ、といえばボッティチェリが描いた肖像画を思い出す、ってくらい関係が深い人の作品、「神曲」のイメージ画をボッティチェリが描いていてもおかしくはなくて、実際、そうだと思われる作品を目の当たりにすると、画集でもほとんど見られないものだけに、ちょっとコーフンしちゃいますね~happy02dashdash


そんなこんなで、最終日に慌てて観に行った展覧会だったけど、いろいろ得るところがあって良かったワ~~up

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