vol.10「怪談」

姫の一言 「日本の「怪談」はいろんな意味でコワくて美しい。ひぃぃぃ~~~」



このコラム、みなさん読んでくれてるって聞いてとってもうれしいわぁ。よしッ!これからもヤルわよッ!


さてさて、8月といえばやっぱ怪談でしょう。…と言いつつ、わたくし、ホラーはちょーぉニガテなの。なのになにゆえ怪談か。それは菊ちゃんが見たかったから。ローソクの炎にゆらめく菊ちゃんの横顔の色っぽいこと!ふぅぅ~。ラブシーンなんかほんとエッチっぽくてよかったわ~。そればかりじゃなく芝居もメリハリしてるのよッ!錯乱の中で女たちを殺していく場面、ラスト近くのズブ濡れの立ち回りの場面、歌舞伎仕込みの実力全開よッ!この立ち回り場面は歌舞伎の修羅場のようで、演出も映像も素晴らしかったわぁ。


この作品テーマはドロドロなのに、静かで美しいの。日本のしっとりとした「情」と「佇まい」がきちんと描けてるからじゃないかしら。日本の「怪談」は単なるホラーじゃない。日本人ならではの感性で触れる情念の世界。それは怖ろしいけれど哀しくもあり、美しくもあるの。


なんてエラそうに言っちゃったけど、ほんと言うと、わたくし、少なくとも8回は「ひっ!!」と叫んで飛び上ってマシタ…。はぁ~~~コワかったぁぁ~~~~。




制作年度/2007年 監督/中田秀夫 出演/尾上菊之助ほか